当院では、中医学に則った中医弁証診断をベ－スに針治療を行っています。
更に特殊針法として、刺絡療法、全国でも大変珍しい挫刺療法もおこなうことができます。
又、お灸では灸頭針・枡温灸という方法で腹部や背部を暖めて血行を改善し、
全身治療により体のバランスを整えて病気を改善したり病気になり難い体作りを行なっていきます。

鍼灸治療は、ツボや経絡を刺激することにより自己免疫力を高め、
人が本来持っている自然の治癒力に働きかけることで、病気や怪我からの回復を促します。
当院はこれまでの鍼灸のイメ－ジを打ち破り､明るい治療室、気持ちの良い治療で、
老若男女を問わずどなたさまにも安心して受診していただけます。

寝たきりや歩行困難・眩暈・脳梗塞後遺症等で転倒の危険のある方などで通院にお悩みの方や、自宅でリラックスして治療を受けたい方を対象に行っております。 日常生活活動（ADL）の向上、自立した生活を目指し、血液、リンパなどの循環機能の改善・関節拘縮の改善・筋肉の麻痺や緊張の改善・疼痛の除去・心肺機能の改善を目的とし、心理的効果により寝たきりに「しない」「させない」「つくらない」為に行います。 自律歩行を目指して治療して参ります｡

当院では、枇杷の葉温灸の絶大な効果を効率的に上げるため鍼を刺した後、枇杷の葉のエキスを抽出した「枇杷の葉ジェル」を塗布し、ラップで包みその上から電子温灸器を乗せて15分間加熱します。このことで大変心地よいリラックス感覚が味わえますし様々な効果が出ます。

ビワはバラ科に属する植物です。インドの古い経典の中にビワの樹は（大薬王樹）、ﾋﾞワの葉を（無憂扇）との記載がありますように三千年の昔から様々な病がビワの葉で癒されてきたのです。これがビワの葉療法の始まりです。中国の明時代の有名な漢方書（本草綱目）にはビワの葉は"嘔吐の止まらぬもの、産後の口乾、煮汁を飲めば、渇疾に立効があり、肺気熱嗽及び肺風瘡、胸、面上瘡を治すなど"とあって、その効果の素晴らしさを賞賛しています。

最近の研究ではビワの葉の成分はアミグダリンなど諸多成分を含むようです。このアミグダリンは食物の中の特殊な微量成分で、この物質はビダミンＢ17と命名されています。この物質が不足しますと生体の正常な代謝活動は損なわれ、免疫力、抵抗力は低下して、ガンだけでなく　心臓病、糖尿病、膠原病などの代謝異常による成人病、慢性病を起こす原因となるわけです。アミグダミンは抗リウマチ、殺菌、鎮痛などの性質を持っていて特に鎮痛作用が大きいそうです。

更にビワの葉は酸性化した血液を弱アルカリ性血液に浄化して　ガン細胞に対してはそれを破壊するが健康細胞に対しては栄養になる働きがあるといわれています。ビワの葉療法の効果は安全でかつ確実です。ガンのみならずほとんど万病に効果をもたらせます。

ガン、高血圧、神経痛、慢性気管支炎、リウマチ、肝炎、脳卒中、心臓病、糖尿病、腎炎、子宮筋腫などいろいろな病気が、年齢は子供から老人まで幅広くビワの葉療法で治療することができます。

最近流行の安保-福田理論の治療法として注目を浴びているのがこの刺絡療法です。

この治療法が出来ることが我が治療院の特色の一つです。最近ではこの治療法を行う針灸師が大変少なくなってしまいましたが歴史のある特に運動器疾患に効果を発揮する治療法です。例えば慢性的な痛み、コリの改善に劇的な効果をもたらせます。

写真の左側が挫刺で、挫刺針という特殊な鍼を使い筋線維を引っ張りあげて、引き千切ってしまいます。右側が副挫刺です。太目の鍼を使い筋線維を絡めとります。

近赤外線スポット療法とは組織浸透性が高い近赤外線をスポット状に照射する方法です。私の経験では以前半導体レ－ザ－を針の代わりに「光針」として、実験的に使用していましたが、いまひとつの効果でしか有りませんでしたが、この近赤外線スポット療法は、「光灸」としてとても良い感触です。更に最近流行の安保-福田理論の治療法としての末端刺絡の変わりに近赤外線スポット療法を行うことでリンパ球の活性化を計ります。

また最近ペインクリニックなどで注目を浴びているのが星状神経節ブロックです。星状神経節照射を受けると交感神経過敏な状態が緩和され、副交感神経優位の状態となり自然治癒力が高まり様々な病気の治療に役立ちます。　血流も増加し施術後は視界が広がり頭がスッキリとした状態になります。

星状神経節照射は片側１箇所につき５分間程度行います。微量の熱感がありますが、痛みや副作用の心配は無く心地よい安全な治療法です。